ミッドソールとフェルトの間にカッターを入れて隙間を作ります。古いフェルトをプライヤーでつかみ、ミッドソールから剥がしていきます。
※ミッドソールがシューズ本体から剥がれないように気をつけてください。
※接着面に、アルコールをたらしたり、ヒートガンで暖めたりすると、アルコールや熱を加えることにより古い接着剤が溶けるため、比較的きれいに簡単に剥がせます。
フェルトを剥がしたら、接着面をサンドペーパーでサンディングしてください。
フェルトシートにシューズを置き、マーカー等でソールの型取りをして、カッターでカットしてください。1足分、2枚作ります。
※カッターの刃は新しいものを使用するとカットしやすく、また極力垂直に立てて使用するときれいにカットできます。
※板のまま接着して最後にカットしても可です。好みの問題です。
新しいフェルトの接着面にLPフェルトグルーをたっぷりと塗り込んでください。そのまま完全に乾くまで2~3時間放置してください。
※接着面の下地を作るための下塗りです。接着剤はフェルトに吸い込まれてしまうために、あらかじめ含浸させて接着剤の層を作ります。
※フェルトを置いて、左右になるようにして、間違わないように接着面を決めてください。
本体とフェルトに接着面に接着剤を塗り、しばらく放置(20分目安)します。さわってみて手につかなくなるくらいが目安です。
※接着剤の塗りは、薄く均等になるようにしてください。
※乾燥させすぎた場合、接着直前にヒートガンを使用し熱を加え、接着剤を少しもどすと接着力が復活します。
貼り直しができないのでズレないように1発で接着しなければなりません。
スーパーのレジ袋をご用意ください。本体のソール部分貼り付けるソールの間にレジ袋を挟んだまま位置を決めて、ソールが動かないように端からレジ袋を抜いていってください。合成ゴム系の接着剤がプラスティック(ポリエチレン、ポリプロプレン)と接着しないことを利用したズレない接着方法です。
貼り合わせたら、シューズを履いて体重をかけたり、木槌で叩いたりして、よく圧着してください。
※ショッピングセンター等にある靴の修理屋さんで、機械による圧着をお願いできればさらに完璧です。
板とクランプ、またはヒモ等を利用して、ソールに圧力を加えたまま24時間放置してください。最後にフェルトソールの側面をライターであぶって終了です。
※ライターであぶることによって、カット面の凹凸が溶けてなめらかになります。見た目めの問題であぶらなくとも機能的な問題はありません。