Point 1 | 水漏れ箇所を正確に特定すること。およそでなく点で特定してください。(コレが一番のポイントです!) |
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Point 2 | 修理は裏面からすること。透湿防水素材の表面は撥水加工処理がしてあるので、接着剤ののりが悪く接着しづらいです。 修理跡が気にならなければ、クロロプレン素材は表面からも修理可能です。 |
よく乾かした浴槽等で乾燥させたウエーダーを裏返し、ホースなどで少しずつ水を入れていきます。
およその水漏れ箇所の見当はついていると思いますので、その場所を重点的に検査してください。ウエーダーはラックや物干し竿等に吊るすとやりやすいです。
およそこのあたりではなく、ココというピンポントを特定することが大切です。穴あき箇所にペン等で目印をつけてください。
水を捨て、ドライヤー等で修理箇所をよく乾燥さます。
穴をふさぐようにLPウエーダーグルーを塗ってください。なるべくコンパクトにかつ的確に穴をふさいでください。大量に大きく塗ることは良いことではありません。1時間ほど乾燥させ再度水を入れて水漏れが止まったことを確認してください。
通常これだけでも問題ありませんが、より完璧な仕上げをしたければ別売りのシーリングテープを適当な長さにカットし貼ってください。
傷面を接着します。隙間が開かないように生地を引っ張りテープで仮止めし、逆の面からLPウエーダーグルーで接着します。この場合、表面は撥水加工のためにテープがつきづらいので裏面にテープを貼り表面からの修理がやりやすいです。表面の修理の跡が気になるようでしたら、板切れとちいさなクランプを使用して傷を合わせてテンションをかけて接着する方法もあります。
より大きな裂け傷の場合は、傷面を縫い合わせた後、同じように縫製面をLPフェルトグルーで埋めてください。よく乾燥させた後、裏面から傷に沿ってシーリングテープをアイロンで接着します。
接着方法 |
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シーム(縫い目)に貼ってあるシーリングテープによって透湿防水素材のウエーダーは防水性が保たれています。このシーリングテープの接着があまくなり水漏れすることがあります。ひとまず水漏れすると思われるあたりを、アイロンで熱を加えながら圧着してください。
縫い等の凸凹にしっかりシーリングテープを接着させるためにアイロンで圧着させた後、また熱いうちにやけどに注意して指で圧着するのがポイントです。これで水漏れは止まる場合もあります。もしこれで水が止まらない場合は販売店を通じて当方へお戻しください。
※シーリングテープそのものに穴が空いている場合を除き、シーリングテープの上や側面に接着剤をつけないでください。水漏れが止まらないのみならず、修理不能になります。
透湿防水メンブレン(膜)の剥離、生地の寿命です。
クロロプレンの場合は表面のジャージ素材に水分が吸収されるので、そのままではピンポイントでの特定はできません。
最初の検査で水漏れが確認できた周辺(水がしみ出てシミになった部分)を、ハサミやニードル等を使用して表面のジャージを剥がしてください。この表面のトリコット(ジャージ)を剥がして修理することがポイントです。ジャージの剥がれた黒い生のクロロプレン素材を指先でひろげて、穴や裂け目を見つけます。見つからない場合は再度慎重に水を入れて再検査してください。
クロロプレンの接着面に貼られたシームテープからの水漏れの場合は、テープを剥がして水漏れ箇所を特定する必要があります。テープ自体に防水性はないのでテープの下の接着面が剥がれて浸水しているのです。テープはアイロンで簡単に剥がすことができます。さらに生地の表面のジャージを剥がして修理箇所を特定してください。詳細は下記「2-3
シームテープからの水漏れ」を参照してください。
接着剤はジャージを剥がして黒い生の生地に塗らないと効きません。
シームテープの脇や上から接着剤を塗っても水漏れがとまらないどころか、修理不能になる場合もあります。シームテープの上に接着剤を塗ることは絶対にしないでください。無意味です。
1で見つけた修理箇所のピンホールにLPウエーダーグルーを入れ込むように塗って、よく乾燥させてください。接着剤は少量で問題ありません。確実にピンホールに接着剤が入るように心がけてください。
1時間放置後、もう一度水を入れて水漏れが止まったか確認してください。再度よく乾燥させたのち修理箇所より大きめにクロロプレン用のシームテープをカットして、高温アイロンで圧着します。
傷面を接着します。隙間が開かないように表生地からテープで仮止めし、裏面から接着材で接着します。板切れとちいさなクランプを使用して傷を合わせてテンションをかけて接着してもいいです。よく乾燥させたのち水を入れて水漏れがとまったか確認してください。透湿防水素材と違い、クロロプレンは接着で防水しておりシームテープは補助的な役割です。
よく乾燥させた後、裏面から傷に沿ってクロロプレン用のシームテープを高温アイロンで接着します。傷のカタチ、大きさによってはクロロプレンパッチをご利用ください。接着方法は次のとおりです。
クロロプレン用のシームテープにも、多少の防水性はありますが、クロロプレンの防水性は生地同士の接着により保たれています。シームテープは接着面がはがれないように補強する補助的な役割です。つまりシームテープを剥がしても水は入ってきません。そのためシームテープからの水漏れは、テープそのものではなくテープによって隠れている接着面の剥がれから起こることが多いです。またテープの下からの水漏れ箇所の特定は、シームテープの「中途半端な」防水性の故、テープの下を水が伝って実際の水漏れ箇所から離れた箇所から水が出ます。テープの上や隙間に接着剤を塗っても全く意味はありません。
※シームテープの上から接着材をつけないでください。修理不能になります。
クロロプレン生地の寿命です。修理不能です。