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フルドライスーツ入荷してます

2020.12.15

 

今朝の東京の気温は2℃だとか。寒くなってきました。いよいよフルドライスーツの季節です。

フルドライスーツとは、落水しても体が濡れないスーツです。露出している手と頭と顔は濡れます。用途は厳冬期のカヤックフィッシング用です。例え落水しても体は濡れず、命が助かる可能性は大きく高まります。

市場は極めて小さく、作っていること自体を評価してもらいたい商品です!よく時々現物を見たいというお問合せを受けますが、今現在在庫しているショップはございません。(キッパリ)

それでもドライスーツを作ったのは、自分たちがカヤックフィッシングを始めたことと、ウエーダー作りのノウハウで作れたからです。

いわば全身ウエーダーということなのですが、一番の難問は、パターンでした。ウエーダーは半身ですが、ドライスーツは全身です。防水性を確保するためには通常のオーバーオールのように、フロント部分にファスナーを置くわけにはいきません。首の部分から浸水します。

そのため、脱着用の防水ファスナーは、1.背中か2.上半身の腹から肩にかけて斜めにデザインするしかないです。1背中が一番利にかなっていますが、デメリットは自分一人では着られない脱げない、あるいはものすごく苦労することです。人にファスナーを開閉してもらうのが現実的です。便意(大)を催しているときを考えると・・・
で弊社のフルドライスーツは2を採用しています。自分で着脱が1に比べれば容易です。

さてどちらにしてもドライスーツは最終的に、かがんでくぐるように着用することになりますが、そうするとその分「長さと幅」が必要になります。かつカヤックでは座った状態で突っ張らないストレスレスな運動性能の確保しているために、どうしても、着用した状態ではダボっとした、立った状態ではお尻が落ちたシルエットなります。避けがたい宿命です。

個人的には一度沖でドライスーツを着用して落水したことがあります。カヤックを変えたばかりでそれまで乗っていたカヤックのつもりで後ろを向いたら、気がついたら浮いていました。浮いていたのはPFD(ライジャケ)のおかげではなく、フルドライスーツの内部の空気によってでした。つまりそのくらいの気密性が高いのです。その機密性の高さは「温かさ」でもあります。東京周辺での真冬のカヤックフィッシングでも、中は薄手のフリースで私的に問題ないです。

カヤックで釣りができるほど穏やかだったのと、体が濡れないことで、落ち着いて行動できました。ひっくり返ったカヤックを起こし、ネックガスケットを開けて中の空気を抜いて再乗艇して事なきをえました。フルドライスーツを着用していたおかげで体が濡れず、慌てずに済んだ要因は大きかったと思います。

ときどき礒のヒラスズキでの使用でフルドライスーツの購入相談を受けますが、まずは磯に行くまでに汗だくになります。さらにもし波にさらわれて礒に打ち付けられて、生地が裂けた場合、中に入った海水によって泳ぐことも立つこともできなくなると思います。ドライスーツを脱ぐことが不可能でしょう。まだウエーダーの方が脱げます。なので泳ぐことが前提の場合のヒラスズキはやはりウエットがより安全だと思います。

で、何が言いたいかと言いますと、

今ならDS-02 フルドライスーツII 全サイズ揃ってます!

よろしくお願いしたします。

https://lpresents.com/little-ocean/7042/

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