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【釣行記 / ご挨拶】

2020.12.31

12月29日~30日に釣り納めに行ってきました。

29日の昼間に友人からお誘いのメッセージをもらったのがきっかけでした。実は本当は29日は朝からカヤック・フィッシングの予定だったのです。ダラダラしながらカヤックの用意ができたのは午前3時。寝ないで行くならまだしも起きられるはずもなく。人との約束があったらまだしも起きられるはずもなく。そもそも友人との約束とは釣りに行くためにはるようなものです。

なので釣りに行きそびれた自業自得の(いつもの)後悔で淀んでいた私は、友人からの誘いは渡りに船でした。一度乗せたカヤックを降ろす気にはならずそのままで行こうと思いながらも、ハタと気づきました。そっかそのまま明日はカヤック・フィッシングに直行すればいいのだ。

 

30分送れて集合場所の駐車場に着き友人の車を確認。先に入水(笑)しててくださいと伝えておいたのです。そそくさとウエーダーを着用して現場に向かいます。具体的な場所は、みなさんご存じのように世の中にはめんそくさい事情があり、まためんどそくさい人(含、私)がいるので触れません。(苦笑)

暗い水面にウエーディングしていくと友人の影が見えました。電話をすると釣れないと。

少し離れて釣り始めて30分ほどで、コンと来てヒット。5秒でフックアウト。その後盲一人声をかけた友人がフライロッドを持って登場。離れて釣っていた友人から立て続けに2匹釣れたと連絡が入る。群れが回ってきたかと期待が高まる。近くで釣っていたフライの友人が何かかけたらしい。「セイゴかな・・・あ、クロダイ、キビレです。40cmくらいある」

ボートから使うマスキー(バイク)用の11番ロッドというマニアックな竿を持ってきていたので、40cmのキビレはあっけなく寄ってきてしまったのでした。80cmのスズキでもどうということなく寄ってくるでしょう。23時30分, 3人揃って納竿。結局私だけボーズに終わったのでした。

3人で駐車場で後片付けしていると、腰ににぶいどよーんとした痛みが走りました。怖くて地面に置いたものを掴むのが怖い感覚。ギックリ腰の予兆です。ウェーディングは腰に良くないのです。
「ほんとうにカヤック行くんですか」
と友人が心配してくれましたが、私の心配はその10倍ぐらいでした。しかししばらくするとなんとなく収まったので気持ちは決まりました。

高速に乗って午前2時出廷場所に到着。1番乗り?です。月の明かりが眩しい夜でしたがシートを倒してダウンシュラフに包まりました。午前6時物音で目を覚ましました。6~7台の車が停まっていました。カヤック、ゴムボート、色々です。のそのそと起き出して出艇の準備が出来た頃には他のカヤックは全部出た後でした。

午前7時30分エントリー。ほぼ終日ベタ凪の、カヤックを浮かべるにはこれ以上ないような海況でした。釣果はオオモンハタ3匹、カミナリイカ1匹。いつもようにマイクロジグで各魚礁や根をせめて行きますが、ひたすらエソ。1つの魚礁が竿抜けしていたので、あたまたま時合いだったのかアタリが続きなんとか3匹お土産キープです。本来ならキープサイズ(法的に決まってはいない)は1匹なのですが、オオモンハタは30mくらいの水深でも浮き袋を口から出してしまう個体も多く、そういうのはキープしています。
夕方にはアオリイカの時合いがくることが多いので、14時からティプランに切り替えます。水深25mくらいから流しますが、潮の流れと風が逆という状況でパラシュートアンカーがうまく効かず、釣りづらいことこの上なし。よやく出たアタリを合わせるとズシと重さが。上がってきたのは、カミナリイカ(もんごういか)でした。それもでかい。ネットの中で暴れさせて墨を極力たくさん吐かせます。アオリイカでないのは残念でしたが、これはこれでおいしいのでキープです。

薄く暗くなった午後4時着岸。すでにカヤック、ボートが他に見えずいつものように自分が最後でした。なんでみんな夕方までやらないのだろう。後片付けや帰りの渋滞等いろいろあるのでしょうし、大きなお世話ですが、私は最後の最後までついやってしまいます。だいたい冬は日が短いので体が楽です。

だらだら片付けて午後5時撤収。そこでよこしまな考え(笑)が頭を過ぎります。帰りにまたシーバスやっていこうかな、と。だって道具は全て揃っていますから。渋滞を回避するために食事をしたりいろいろ寄り道をしてして高速道路へ。さすがに眠くなってPAに入り仮眠をとることにしました。友人との約束はなくまだシーバスに行くかどうか心は決まっていません。目が覚めると午後8時30分。頭はスッキリ。気持ちは決まりました。

午後10時入水。先行者1名。ベイトは前日同様に少ないですが、ときどきルアーに当たります。そのあたりを入念にルアーの通し方、流し方を変えてネチネチやってると、ゴンと来ました。ロッドがのされ慌ててドラッグに手が伸びます。

 

ルアーはタックルハウス(Go Pish) の TKR GP 180 HiFi Lipless 。友人からいただいたものでこの秋はじめて使ったのですが、自分にとって衝撃的に釣れるルアーです。シンペンだと思って使っていたのですが、実はフローティングだと知ったのは何匹も釣った後のことですが。(笑)

 

多分、今年の最後の1匹だと思うと少し緊張して丁寧にやりとりしようという気になります。あっ、外れた!脱力感に包まれました。前日は5秒だったけど今日は10秒だったからまあいいか、と変な理屈で自分を慰めて24時納竿でした。(※添付のシーバスの写真は別の日に釣ったものです)

2020年の釣りが終わりました。今年はいつもの年よりも釣りに行ってないような気もしますが、2021年は今年よりも寸暇を惜しんで釣りに行きたいと思っています。もはや釣りが本当に好きのか?本当に釣りに行きたいのかよくわかりません。(笑)でもいろんな障害をこえて釣りに行くつもりです。

みなさま、本年はたいへんお世話になりました。また来年もよろしくおねがいします。よいお年を。よい釣りを。

 

 

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